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 ■バーボン祥の地、ケンタッキー 澄み切った水と豊かな穀物… アーリータイムズの故郷ケンタッキー州は、広大なアメリカの中で、良質のバーボンウイスキーを生み出すため、神に選ばれた土地なのです。 ケンタッキーは、バーボンウイスキー発祥の地である。良質のバーボンウイスキーを造るために、この地球上でここほどふさわしい場所はありません。その理由は、なんといっても優れた水と肥沃な大地。 特に「ライムストーン・ウォーター」と呼ばれる、不純物のない石灰岩の泉から湧き出る水は、柔らかく清冽な味わいで、極上の仕込み水となります。また、豊かな大地からは、バーボンウイスキーの原料である上質なトウモロコシ、ライ麦、大麦がたっぷりと収穫されます。そして、もうひとつ忘れてはならないのが、ケンタッキーを開拓した移民たちの力です。彼らのすぐれた酒造りの技と、恵まれた原材料がここで出逢い、美味しいバーボンウイスキーが産み出されたのです。その名に「開拓時代」という意味を持つアーリータイムズも、ケンタッキーの水と穀物で造られ、念入りに蒸溜された逸品なのです。
■アーリ・タイムズ蒸留所 アーリータイムズの蒸溜所は、ケンタッキー州アーリータイムズ村で創業し、現在では、同州のルイヴィルに移転しています。 この街は、1870年以降に多くの蒸溜所の集まった場所として有名です。市の中心から少し東南に位置するこの蒸溜所は、風の音がかすかに聞こえ、時が止まったような静けさです。外観は歴史を感じさせるレンガ造りですが、一歩中に入ると、12基もの巨大な発酵漕が設置されており、最新の機材を導入した設備となっています。ここでアーリータイムズの原料であるトウモロコシと、ライ麦、大麦モルトはケンタッキーのライムストーンウォーターで糖化され、純粋なイースト菌による発酵の後、連続式蒸溜器で丁寧に蒸溜されるのです。
■HISTORY 今から140年も昔、産声をあげたアーリータイムズ。 古き良き時代の伝統を守り、工夫を重ねてきたこのバーボンは、時を超えて、たくさんの人々に今も愛され続けています。 アメリカ合衆国が誕生したこの年、初めてのバーボンウイスキーが造られたと言われています。それは、ケンタッキーのひとりの牧師の手によるものでした。牧師の名はエライジャ・クレイグ。本業のかたわら、副業としてウイスキー造りに励んでいた彼は、ある日、鶏小屋に置いていた熟成用の樽を、火事で焦がしてしまいました。偶然に起きたこの事件が、バーボン特有の味と香りを作ったと伝えられていますが、確かなことは今でも判っていません。
■自らの手で造る新樽 アーリータイムズが眠るアメリカンホワイトオークの新樽は、ルイヴィル空港にほど近いブルーグラス・クーパレッジ社という樽工場で丁寧に造られています。このブルーグラス・クーパレッジ社は、アーリータイムズ同様、ブラウンフォーマン社が経営する会社です。 新樽の内側を焦がし、味わいにコクと香りを与える工程を「チャー」と言いますが、その度合いも自社製ならではのキメ細やかな工夫ができるので大きな強みとなっています。工場では最良の熟成ができるよう、日々、樽の研究が重ねられています。
■レンガの保蔵庫 アーリータイムズの貯蔵庫(ウエアハウス)は、外観はクラシカルなレンガ造りで、1950年〜60年代の雰囲気が漂っています。その中でも最も古い4棟は、1935年に建てられた他では見られないものです。貯蔵庫を2棟合わせた、ダブルウエアハウスと呼ばれる造りで、棟と棟の境目にはファイアーウォールという鉄製の仕切りが置かれ、火災などから原酒を守っています。7階建ての貯蔵庫では、万一の災害に備え、同じ年の原酒は各棟、各階に分散して熟成をさせています。蒸溜したての原酒は新樽に詰められ、この貯蔵庫でじっくりと寝かされ、まろやかなバーボンウイスキーへと生まれ変わるのです。

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